変だよ、この国
連日のように雇用の削減が報道されている。
雇用の削減と言うと問題が抽象的に聞こえるが、削減は即ち「飯の種を召し上げる」と言うことですよ。今の社会、それじゃ~田舎に帰って畑でもやろうかということにならない。
7月に過去最高値を付けた原油価格も、4カ月たった今は約3分の1に値下がり。株価も大きく値下げしている。ことの発端は、アメリカのサブプライムローンだと言われている。ハイリスク・ハイリターに群がり、リスクを他人に押しつけることで山分けしてきた「稼ぎ手たち」が、今は危機に立っている。賭博型資本主義とでも言うような状況が破綻しかけている。
もの造りと疎遠な「金」が、子供の頃やったように磁石に釘を吸い寄せ、釘の先にさらに釘を吸い寄せるような遊びと同じように、もの造りと無縁な金にさらに金を吸い寄せるような、「賭博」を続けてきた付けが、トランプゲームのババ抜きのようにゲームが終わりに近づくと誰がババを持っているか心配するように、不信感が蔓延し銀行間取引が停滞して中央銀行が介入し貸し手となる貸し出しが必要になった。
ハイリスク・ハイリターンを手を染めていた国内の生保が破綻した。株価の下落等で評価損の扱いも「規制緩和」しようという動きがある。見かけの「健全性」を演出するために。さらにそれでもダメなところには、国において資本増強できるように「金融機能強化法改正案」なるものが審議されている。
定額給付金がマスコミを通じていろいろ報道されていた。雇用の削減が経済社会の中で広がろうとしているときに、なにがしかの足しになるところもある。集めた雇用保険料が無駄に使われたのではないかと報道された仕事館。年金問題も解決の出口さえ見えない。医療問題も次々発生している。
この国は、民の暮らしを中心に考えて政治が行われているようには思えない。あれだけ大騒ぎした定額給付金の補正予算は後回し。掛け声だけの人気取りと思われても仕方ないだろう。政治を「政治家」に任せておいてはいけないのかも知れない。そういう閉塞感が横溢している。民を置き去りにして政党間で駆け引きしている暇はないように思われる。政治家は、発言した言葉に責任を持たなくてはいけない。政治家や政党が手練手管を駆使しようとも、民は分かりやすい、掛け値なしのまっとうな政治を求めている。雇用を安定させることこそ、政治の最大の使命ともいえよう。
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