アメリカ大統領選挙の感想
アメリカ大統領選挙の結果の報道に感動しています。
アメリカという国の心の広さと、深さ、そして国民の行動力に感激しました。約3億人のアメリカで今回の選挙で投票した人は1億2,500万人程度。その内6,560万人位がオバマ氏を支持したことになる。1961年に就任したケネディ大統領の時代に最高潮を迎えた公民権運動は、50年代から60年代に展開されていたのである。それから、50年の歳月が流れ、アフリカ系アメリカ人のルーツを持つオバマ氏が大統領にほぼ当選したという出来事は特筆すべき事柄であるし、アメリカの変化を感じずにはいられない。まさにアメリカンドリームと言えるかもしれない。10年弱の政治経験しかない人を大統領に押し上げるアメリカの底力に逞しさを感じています。
そして何よりも、「アメリカは一つの国だ。変革の時が来た」と訴え「リベラルなアメリカも保守的なアメリカもない。黒人のアメリカも白人のアメリカもない。あるのは、アメリカ合衆国だ」と国民の団結を訴えたことによって、民主・共和の政党を超えた支持を集めることができたのだろうと思う。
そして、大統領選挙では、多くの人が参加できる仕組みをオバマ氏は用意して選挙資金を集めると同時に、多くのボランティアが選挙運動に参加した点でもアメリカを変えたのだろうと思います。日本では公職選挙法によって選挙活動が定められていますが、政治に多くの人たちが参加するには、規制が目立ちます。もっと多くの人が政治に参加できる仕組みを考えなくてはならないのでないかと思います。こうしたことを考えないと二世・三世と言われるような人たちが跋扈する政治から脱却できないように思われる。
オバマ氏の当選に、感動を受けたものであるが、オバマ氏の政治手腕はこれから試されることになる。20世紀に持っていたような大きな力をアメリカは徐々に失っていくと考えていますが、今だ大きな力を持った国であることには変りない。一方の極に富が集中し他方では1日1ドル未満の生活をしている多くの人が世界に存在している現実が、テロや地域紛争を根絶やしにできない現実もある。
日本という国も大きく変わらなくてはならない。変わらなければならないのは政治であろう。為政者が自らを保身するような制度を改め、多くの人が参加できるような政治システム、開かれたシステムを構築することがこの国の課題なのかもしれない。
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